誰があなたを殺したの

千秋楽まで耐えきって

死にたての君は生き生きしていた

みなさん、こんばんは。
高校時代の部活の台本読んでいたら
情緒がバグって寝られなくなりました。
なのでブログを書いて情緒を落ち着ける作戦です
大会の台本と引退の台本をどちらも読みました
大会の台本は2年の夏で
引退の台本は3年の春のはずです
そう、書いた人が違うんですね
2年の秋に死んでるので引退の台本は死んだ後に書いてます
そんなになにか大きな変化があったとは思いませんが
ひとつ変化が著しいところがあって
大会の台本では「話して分かり合おう、たとえ完全でなくても相手の意見に耳を傾けることはできるはずだから」って思想が語られてて
引退の台本では「誰になにも言えなくてもいいよ、でも自分にまで偽るのは無しだ」って思想になってて
そう、そうだね、話し合ったら分かり合えるなんて幻想だったね
伝えたら伝わるなんて嘘だったね
自分は自分から離れたね、そうだね、そうだね
ってなりました、泣きました。

台本全体を通して思想が溢れてて
若いなぁエネルギッシュだなぁとは別に
ものすごく内向的な人間だなぁと思いました。
きっと作品(このときで言えば台本という形)でしか思想を語れなかったんだと思います。
本当に素敵なひと。
いまの自分も嫌いじゃないし話せるのはひとえに努力の賜物だけど
内に籠って作品に昇華しないとなにも伝えられなかった頃の私も才能です。
今は話せちゃうから作る方が難しいな
こうやってブログとかでも語れてしまう
キャラクターというフィルターをかけなくても
自分の言葉で伝えられる
いいことでも悪いことでもあります
少なくとも書いていたいと思う私にとっては
書いていたいね
思想も世界も人物も
まだ書いていたい。

どうかまだわたしの中にいてください
すてきなひと。