誰があなたを殺したの

千秋楽まで耐えきって

沼の前から動けない幽

友達のもう更新されなくなったブログを読んでいた
読んだことのない最新の記事があって
それを読んだときにようやく僕は友達のみている世界を感覚的に理解できたと思う
現実的でなくて連続性のない夢のように
場面が唐突に切り替わる感覚を延々と味わっているのだろう
そして内容もきっともっと抽象的なのだろうと思う
それは決して分からない感覚ではなくて
それは決して知らない感覚ではなくて
それはきっと在りし日の私が生きていた日々のような感覚なのだろうと思う
そしてたぶん私の本質もそちら側にあるのだ
分かっている
分かった上で現実的な具象的な話ばかりをしている
それが正しいと思っているから
決してともだちが間違っているとは思わないが
私は"正しいとされるから"現実的な話をしている
書きながらとても言いたくない事実に気づいてしまったので書くが
私の言う正しさとはどれだけ多くの人に伝わるかで
その筆頭は親だ
そして私の伝えたかったことを伝えたときに
わけの分からないことと断定されてからきっと私の世界は正しいものでなくなったのだと思う
その世界で生きてさえいなければ
伝えたいことも変わるのだと思ったから
でも実際は伝えたいことなど失くなってしまったし
もし仮に伝えたいことがあったとしても伝えたいという意思を失くしてしまったな
なにもなにも伝えたくない、知ってほしくないし教えたくない
バレてしまう前に死ぬ
ここまで頑なになにも伝えようとしてないのにどうして伝わらないんだろうな
信用や信頼や甘えを踏みにじっても
また手にできると思えるのは純粋に羨ましいよ
話が逸れた
そう、だから私は私の世界をみないようにしていたし
そもそもみたくないんだよな
私の世界で僕はずっと彼女の偽物だし
人間以下の泥人形でしかないから
精神を立て直せなくて泣きじゃくりながら
彼女に責め立てられてるとき以外は普通に目をそらしたい
責め立てられてるときはもうみるしかないからさ
その世界でもいいけど
それ以外ではあまり考えたくないな
だいたいもう誰にも分からないんだから僕が本物でよくないかな
だめかぁ
さっきキャスでも話したんだけどさ
つまり人に「中二病だ」って思われるようなそんな現実に生きてるんだよ
俺だってそんなの嫌だけどそれが俺にとっての現実だから
本当にふと何らかの拍子で自分が偽物であるという妄想にとりつかれてしまうし
妄想って書いたけど僕のなかでは事実だし
いつになったら本当の意味で現実的な具象的な世界で生きていけるんだろう

私は正しく"正しい人"でありたい