誰があなたを殺したの

千秋楽まで耐えきって

読んでも読まなくてもいい話

きっと三分後には嘘になってしまうから
だから読まなくてもいいんだよ
知らなくてもいいんだよ
それでも書きたくてごめんね

俺はどれだけ寄り道してもいいと思ってるから優しくなれないよ
どれだけ馬鹿みたいなことしても
どれだけ人に迷惑をかけても
どれだけ自分を傷つけても
どれだけ非生産的な毎日を過ごしても
いつか生きることは罰じゃないって君が思えたらいいんだ
いつか全部殺さなくていいって君が思えたらいいんだ
いつか頼れる人がいるって君が思えたらいいんだ
だから
どれだけ寄り道してても僕はなにも言わない止めない
優しくなくてごめんね
本当はやっちゃだめだとか
怒ったり正論を言うべきなんだと思う
だって自由って自分でどれだけ律せるかだものね
難しいよね
僕もできない
だから言えない
それにね君ならできると思ってるんだ
どれだけ寄り道しても
いつか自分で歩いていけると思ってるんだよ

直そうとする過程でいろんなものに出会うよ
正しい道にも、間違った道にも出会うよ
正しいことだけを選ばなくていいよ
どれだけ間違ったことをしてもいいよ
でもね、いつか君は自分の力で自分の意思で
君自身を大事にしなくちゃいけないよ
だからそれまでどれだけ間違えても楽してもズルしても
君は今から自分の意思で自分を大事にすることを意識してほしい
今からすぐに大事にしなさいなんて言わないよ
でもいつか自分で自分を大事にするときが来るんだと覚えていてね
いま大事にできてるなら続けていってね

大丈夫じゃないよ
全然、なにも、大丈夫じゃない
でも大丈夫じゃない自分のことも大事にしてね